ブログ(2023選挙まで)
健康寿命の延伸について
令和4年12月議会一般質問ダイジェスト
【安藤質問】
伊勢原市は、2016年に健康寿命県内1位を目指してプロジェクトを開始しました。そして、今年度に目標達成の予定だったわけですが、残念ながら、1位には程遠い結果です。2016年男性は19市中7位、直近では19市中8位。女性は2016年6位、直近も6位です。健康寿命の延伸という目標については、本市はほとんど結果が出ていないのが現状です。
本市の医療負担についても、一人当たり医療費が増加、後期高齢者の医療費については大幅に増加しています。今まで通りのやり方では、医療費の増加を防ぐことはできないと考えます。
私はこれまで議会において、今までの「病気になったら治療する」施策から、病気にならぬよう予防する」施策へ、「治療医学」から「予防医学」へ、市民をいかに病気から防ぐかに施策の舵を切るべきだと、何度も提案させていただきました。そして、病気を防ぐためには最も有効な手段は免疫力を高めることです。
免疫力を高めるということについては、まずは自分の免疫力がどのくらいであるかを数値で測る必要があると思います。病院によっては免疫力を測れる検査がありますが、本市の検診や人間ドッグにおいて、追加オプション等で測ることは可能でしょうか。
【市の答弁】
免疫力を図る一例として免疫系の細胞であるリンパ球の種類や数、機能を測定し、その結果に基づき総合的に判定をする検査があります。その検査費用は4万円から5万円程度掛かるようです。なお、現在、本市で行っているいきいき健診や人間ドックなどの検査項目には、このような免疫系の細胞であるリンパ球の種類や数を測定する検査は行っていません。
【安藤意見】
本市の医療費は豊富な医療資源による高度医療の影響も少なからず受けていると考えます。本市の医療費負担の現状については、1人当たりの医療費は、10年前は約29万円、令和2年度は約37万円。また、後期高齢者医療制度における医療費につきましては、10年前は約63億円、令和2年度は約109億円です。市民の医療費が増加していることはあきらかです。
現状のままでは医療費が削減されることはあり得ない
世界に誇れる国民皆保険制度について、前回の一般質問でも定義させていただきましたが、現在のままの医療政策では破綻に近づいていると言わざるをえないと考えます。
医療が発達すれば、医療費は減るとも考えられると思うのですが、実際は医療が高度化すればするほど、または健康に関心をもたなければ、何を食べているかさえわからない現代において、人口が減少に転ずるまで医療費は増え続ける構造にあります。予防医学に舵を切る必要性があることはあきらかであると思います。
あるトレーニングジムの経営者にお話しをお聞きしたところ、会員さんのなかには、持病をお持ちの方、常備薬を飲んでいる方々等いらっしゃるが、トレーニングを通じて、体内の組成が変わってきた、基礎体力があがった、習慣が変わることで、食事にも気を付けるようになった。どれが実際聞いたのかはわからないが、8割ぐらいの人が薬を飲まずとも、数値が健康状態になったとのお話しでした。数百人程度のジムだが、これが行政区単位になれば、相当数の市民が健康になるのではないかとのご意見を頂きました。
予防にお金をかけることによって、健康寿命の延伸にも寄与できる。さらには医師不足の問題も改善につながる。
一方、クリニックの医師の先生のお話を聞くと、門前調剤のことを考えると、薬をださなければならないし、実際、患者の方が増えた方がクリニックは儲かるという仕組みにも言いづらいが問題があるとのことでした。診療報酬のあり方に患者との契約で、健康、未病の成果を診療報酬に加えていただきたいといった意見もあるそうです。
海外では「かかりつけ医」契約として当たり前にあるそうです。これは言わば、弁護士の顧問契約のようなもので、係争事案がなければ、お互いにそれに越したことはないし、心配な点があれば、すぐに相談できるようなシステムであります。事前にトラブルに巻き込まれないように、知識を擦り合わせるという意味では、今後の医療費削減への大きなヒントではないかと思う次第です。
病院は病人がいなければ、医療費が入ってこないというシステムです。病気にならない人が多い方がいいという考えが広がると、病院は困ってしまうという現状はいなめません。また、製薬会社にしても、薬を売ってなんぼの世界で、病院も経営が厳しいですし、製薬会社からお金を頂いている現状も事実として認識せねばなりません。
患者が増えなければ儲からないというシステムの上では、いつまでたっても健康寿命の延伸などたどりつけないのではないでしょうか。医療費が増え続ける仕組みになっている現実に目を向けていただきたいと思います。
市民の皆様に免疫力を高めていただくとともに、豊富な医療資源と高度医療を売りにしている本市が、新たない医療ツーリズム、未病政策、などにより、高度医療がむしろ本市の財政にプラスとなるような施策を模索していただくことを要望させていただきます。
市長へ要望書提出
伊勢原市のまちづくりに向けた会派「いせはら未来会議」の要望書を市長に提出しました。
要望項目は7項目で、
①子育て世代・労働世代の人口増に向け、魅力ある子育て支援策を推進するための予算の増額を図ること。
・小児医療費助成制度における所得制限の見直し
・保育料の無償化 ・おむつの無償支給 ・給食費の無償化
・出産費用の無償化
②老朽化した公共施設の適切な公共サービスの堅持に向けて、建替え・改修・修繕や運営に係るコストの効率化、広域管理、施設集約化等が必要であり、これらを実現する手段としてPPP/PFIの活用も検討すること。
③超高齢化社会に向けて、高齢者の健康維持・体力増進、介護・認知症予防を推進するため、市の重点施策として健康寿命の延伸に向けた環境の整備を推進すること。更に、健康寿命延伸の具体策として、抗加齢ドッグ(アンチエイジングドッグ)助成制度を検討すること。
他4項目です
市民福祉向上に向け全力で取り組んでまいります。
ねんりんピック
ねんりんピックがスタート!本日は産業建設常任委員会委員長として開会式に出席しました。ねんりんピックは、スポーツや文化種目の交流大会(伊勢原市は剣道大会)をはじめ、健康や福祉に関する多彩なイベントを通じ、高齢者の健康増進、生きがいの高揚等を図り、活力ある長寿社会の形成のため、昭和63年から毎年開催されています。今年度は神奈川県が初めて開催地となりました。
成瀬地区議員連絡会
成瀬地区議員連絡会にて(7議員)、毎年地域内の改善要望を市長に提出しています。
本日3項目についての市長要望書を提出し意見交換をさせていただきました。
①未舗装部分の舗装対応
②用水路の氾濫対策
③成瀬小学校に設置された慰霊碑の安全対策・移設について
議会、委員会、会派、地区連絡会等の仕組みやつながりを通じて市民福祉向上の向け取り組んでいます。
空き家対策
本日、空き家の庭に放置された草木の撤去について相談を受けました。平成27年に「空家等対策の推進に関する特別措置法」が施行されて、対策のための窓口が各自治体で設置されているかと思います。本市においても、空き家の管理不全が原因で周辺に著しい影響を及ぼしている「特定空家等」に対し、行政措置ができることなどが定められておりますので、冬の防災対策として早めのご相談をおすすめいたします。※相談とは無関係の写真です。
大山丹沢山系鳥獣等問題市町村議員連絡協議会
10月11日、伊勢原、厚木、秦野、相模原4市と愛川町、清川村の地方議員でつくる「大山丹沢山系鳥獣等問題市町村議員連絡協議会」から鳥獣などの被害対策に関する要望書を黒岩祐治神奈川県知事、しきだ博昭議長、曽我部久美子副議長にそれぞれ提出しました。協議会からは、会長 越水清伊勢原市議、副会長 難波達哉厚木市議、副会長 鈴木信一愛川町議、事務局長 安藤玄一の4名が代表で持参しました。大山丹沢山系周辺の市町村では、ニホンザル、ニホンジカ、イノシシ、ヤマビルによる農作物の被害などが拡大。各市町村がそれぞれ対策を実施しておりますが、より実効性のある施策を実施するには、県が主体となった取り組みが必要とし、毎年要望書を提出し回答を得ております。
アンチエイジングドッグ助成制度を提案
9月議会一般質問ダイジェスト
アンチエイジングドッグ(抗加齢ドッグ)の提案をいたしました。
【質問】少子高齢化により、公的医療保険負担が限界に近づいている現代において、高齢者の多くが健康であればその負担は抑えられる可能性があります。65歳が高齢者と呼ばれる定義そのものが改定され、むしろ新たな納税者層となり得ます。本市は今後このような社会を目指すべきだと考えます。そしてそんな社会を支えるのが「抗加齢医学、いわゆるアンチエイジング医学」です。抗加齢医学や検査を行う抗加齢ドッグへの認識を伺います。
【答弁】抗加齢ドッグ、アンチエイジング医学は健康維持のために有効な手段と捉えています。しかし、抗加齢ドックを行っている医療機関は少なく、県内では実施している医療機関が少ないことや、費用が約10万円と高額であるため、がんの早期発見・早期治療や生活習慣病予防などに繋がる、現在行っている健(検)診を受診していただくことを優先していきたいと考えています。
【提案】病気や不健康になってから健康を意識する人は多いですが、健康でいる状態で、いつなるかわからない病気を意識するのは難しいということは、特定検診の受診率がなかなか向上しないことを見ても明らかです。病気になってから、ああしておけば良かった、もっと健康に意識高めておけば良かったと後悔しても、進行度によっては疾病治療が難しい方がいらっしゃるのが現実化と思います。
「自分は病気になってもいいのだ」「ほっといてくれ」という方もいると思います。しかしながら、病気は自己責任かもしれないが、病気になった後には財政に負担が押し寄せるわけです。病気予防は自助努力、病気は公助負担、公助負担が大きすぎるので、健康施策は病気予防に大きく舵を切るべきではないでしょうか。国保が100億を超えた伊勢原市、今後は病気予防も行政の責任が重大であると考えます。市民に分かりやすく、乗りやすいピンポイントの病気予防策の検討を要望させていただきます。
地区体育祭
本日は第49回成瀬地区体育祭が開催されました。新型コロナの影響により競技種目の削減、時間短縮などの制限の中ではありましたが、皆さまのご協力のもと開催されましたこと、心よりお慶び申し上げます。私も消防団の一員として参加させて頂きました。ありがとうございました。
伊勢原観光道灌まつり
伊勢原観光道灌まつりが本日10月1日、2日の両日、伊勢原駅周辺で開催されます。コロナ禍の影響で2年連続中止となりましたが、本年は規模を縮小しマスク着用、食べ歩きの自粛を来場者に呼び掛けながら開催することになりました。皆様方のご協力を宜しくお願い致します。メインイベントである2日目の行列には太田道灌役としてタレントの勝俣州和さん、北条政子役には元AKB48メンバーで俳優の島崎遥香さんが出演します。
石田子安神社ラジオ体操
今朝は石田子安神社ラジオ体操からスタート。(コロナ対策のため、マスク着用、私語禁止)このラジオ体操は、市民自ら積極的な街づくりを行なっている「成瀬活性化委員会」が主催です。健康づくりはもちろん、高齢の皆様のふれあい創出に一役買っています。毎週日曜日7時30分から。地域関係なくどなたでも参加頂けますので、お待ちしております。